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2013年03月30日

「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午 〜 このミスリードに気づいた人は優秀!

作品名のイメージと、内容は、全然違ってました!笑
ラストの展開で、明かされるトリックは、誰も想像がつかないもの!
解けるものなら、解いてみろ!って感じです。



「葉桜の季節に君を想うということ」
<感想(ネタバレなし)>

いきなり最初の方から、女性とのベッドシーン後から始まります。
「もしかしたら、この作品は恋愛もので、プレイボーイが主人公で、最後は純愛を見つけるとか」
と思ったりしながら読むのですが、恋愛ものではなかったです。
全然予想もつかない展開になっていきます。
主人公、成瀬将虎は元探偵です。
ひょんなことから、大金持ちのおじいさん亡くなったことが、殺人事件ではないかという疑いがあり、証拠を掴もうとする話の流れになります。
ミステリー調の展開となっていきます。
また主人公はある日、地下鉄で自殺をしようとした女性を助けます。
その縁もあり、デートを重ねていくようになります。
彼女との恋愛はうまくいくのでしょうか?

まあこの主人公、彼女にもちょいちょい嘘をついているので、
「なんでそんなウソを重ねるかな〜」
と、憤りを感じながら読んでしまいます。
元探偵ということもあり、また探偵時代は潜入捜査をやっている修業時代の描写もあるので、素の自分を隠すことが、身に付いてしまったんだな。・・・と勝手に納得。

あと古屋節子という、なんでも簡単にあおられて買ってしまう主婦が、どんどん悪徳商法の集団の手に落ちていくという、救いのない話も出てきます。

「将虎と彼女の恋愛」「将虎の探偵修業時代」「古屋節子の話」
これらの話の伏線が、徐々に最後の方に向かって回収され、
「お金持ちのおじいさん殺害の謎」が解明されていきます。

この展開の仕方、すごく面白くて、読んでいてあっという間に、ストーリーにのめり込まされる・・そういう力のある作品です。

そしてミスリード。
最初からずーーーーと、違和感を感じながら読み進めることになります。
主人公や、古谷節子など、なんかダメな感じの登場人物には、なかなか共感できないです。

しかし、そういうところも最後の方には、
「おおーそういうことか!」
衝撃的なネタばらしが待っています。
お楽しみに。


こうやって伏線をきちっと張っていてくれると、最後まで続きが気になり、スラスラ読めて気持ちいいですよね。やっぱ、ミステリー小説は面白いですね!

2004年版の「このミステリーがすごい!」で1位取っていたようです。
(読んだ後に知りました・・・)
さすが「このミステリーがすごい!」の作品は外さないでですね。

ちなみに葉桜は、「はざくら」と読みます。
私は最初「ようろう」と読んでました笑




タグ:歌野晶午
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posted by トヨッコ at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌野晶午 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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