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2014年04月22日

「ブルーマーダー」誉田哲也〜ストロベリーナイトのような猟奇殺人者が再び!

「ストロベリーナイト」のあの衝撃的な描写が忘れられない方は必見です!
シリーズ第5弾は、あぜんとするような猟奇殺人鬼が登場します。

「ソウルケイジ」「シンメトリー」など、「ストロベリーナイト」に比べると、過激な描写も少なく、むしろ「いい話」が続いていたのですが、
「もうあの衝撃は味わえないのかなあ・・」
なんて思いながら、シリーズ全作をきっちり読もうくらいのテンションで読みましたが、

「おお!きたきたきたー(゚∀゚)」

と衝撃描写に、久しぶりにテンションが上がります!



「ブルーマーダー」
作者:誉田哲也

あらすじ

「あなた、ブルーマーダーを知ってる?この街を牛耳っている、怪物のことよ。」姫川玲子。常に彼女とともに捜査にあたっていた菊田和男。『インビジブルレイン』で玲子とコンビを組んだベテラン刑事下井。そして、悪徳脱法刑事ガンテツ。謎めいた連続殺人事件。殺意は、刑事たちにも牙をむきはじめる。

感想(ネタバレなし)


今回は、ミステリーというよりアクション!?

ミステリーの要素ももちろんあります!
姫川も相変わらず、冴えていて、犯人の思考を深く読み、事件の真相にいち早く近づいていきます!
その事件に迫っていく、描写はとても、テンポが良く、読んでいて気持ちいい小説です。

いいですね〜このテンポ感。
このシリーズは本当に読みやすいです。

で、今回の犯人、「ブルーマーダー」。
殺害の仕方が、ハンパじゃない。

警察の方々が皆、
「どうやって死体があんな姿になっているのか」
解明できないでいます。

常軌を逸する殺され方は。。。
これは読んでみる方のお楽しみに。

殺害に使われる犯人の凶器が、事件の真相に大きく関わって行くので、
感想はここまでにしておきます。



あと前作、「インビジブルレイン」の続きになってまして、姫川は捜査一課から外されてます。
池袋署刑事課強行犯捜査係係長 警部補。
捜査一課から外されていても、殺人事件のメインで捜査ってするんだなあ〜
と警察の仕組みがイマイチ理解できないで読んでいました。
前作をまだ読んでない方は、「インビジブルレイン」を読んでからにした方がいいと思います!




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posted by トヨッコ at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年04月16日

「インビジブルレイン」誉田哲也〜ストロベリーナイトシリーズ第4作は姫川が追い込まれた!?




「インビジブルレイン」
作者:誉田哲也

概要

『インビジブルレイン』は、2009年に光文社から刊行された誉田哲也の警察小説。姫川玲子シリーズ第4作。
同じ姫川玲子シリーズの第1作と同じ『ストロベリーナイト』のタイトルで映画化され、2013年1月26日に公開された。これまで姫川玲子は警視庁や姫川班という後ろ盾があった中で活躍していたのに対し、本作では警視庁上層部の圧力に晒され、誰にも頼れない状況下での姫川の単独捜査、そして彼女自身の禁断のラブロマンスが描かれる。そして本作をもって姫川班、ひいてはシリーズの転換点とも言える結末を迎える。冒頭には物語のキーパーソンである柳井健斗のモノローグが挿入されている。
『インビジブルレイン』というタイトルはポリスの楽曲「インビジブル・サン」から着想を得たもの。

あらすじ

小林充というチンピラ暴力団員が殺害される事件が発生する。姫川玲子率いる姫川班の所属する捜査一課は、この事件を組織犯罪対策第四課(組対四課)と合同で捜査することになった。そんな中、謎の女性の通報から、容疑者として柳井健斗という青年の存在が浮上する。9年前、父親に殺害されたとされている柳井の姉は、生前小林の恋人だった。実は彼女は小林に殺害されたのだが、柳井が復讐のため小林を殺害したとなれば、姉の事件で柳井の父を容疑者として追及し、自殺に追いやった警察の不祥事が明るみになることとなる。これを避けたい上層部は捜査本部の刑事部に「柳井健斗」の名前が出ても一切追求するなという命令を下す。納得出来ない姫川は単身捜査に挑むが、その先に謎の女性の存在が見え隠れしていた。
一方、極清会の会長・牧田勲も柳井の事を探していた。彼は自らの組を傘下に収める大和会系石堂組の中で、石堂組若頭・藤元の造反とも取れる行為による内部瓦解を食い止めるため、柳井が持っているという情報を欲していた。
そして「柳井健斗」の存在を軸に姫川と牧田は邂逅、2人は互いに惹かれあっていくが、やがてその禁断の恋は事件を衝撃の結末へと導いていく。

感想(ネタバレなし)

姫川が刑事の立場より、1人の女として、その場の勢いでしてしまいます。
「え〜菊田じゃないの?」と思ってしまいました・・^^;
菊田としては、ずっと姫川を支えてきただけに、歯がゆいでしょう。
私も読んでて歯がゆくなりました。
その姫川を奪った相手は牧田。
犯人と思わしき人物に恋してしまうのです!

刑事としての自分を貫くのか。
女として素直に気持ちに身を委ねるのか。

というか、そんな選択肢をしている姫川は、らしくない!
刑事として、冷静で、直感的で、情熱的な姫川であって欲しい!って思う私は、今回のストーリーはとてもハラハラしました^^;

もしかして今までのシリーズで、刑事として、一番姫川が追い込まれた話なのではないでしょうか。
予想外の展開で、姫川がピンチになるのが、この作品の一番の醍醐味でしょう。

またミステリーとしては、今回、シンプルそうにみえて、結構複雑な話でした。
映画も見ましたが、私は先に小説を読んでましたので、
「映画にすると、スピーディーな展開だな〜」
映画としてのデキはすごいよかったです!緊張感もハンパなかった!
でもこの複雑なストーリーを、映画にするためには、やっぱこんくらいスピーディーなんだなって感じでした。

小説では、その複雑なストーリーは、誉田哲也さんならではのテンポある展開で、どんどん先が気になりながら読めます。

ヤクザの抗争から、警察組織の闇もあり、重厚なストーリーでした!


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posted by トヨッコ at 17:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年04月09日

「シンメトリー」誉田哲也〜ストロベリーナイトシリーズ第3弾は熱い短編集。

ストロベリーナイトにハマって短編集「シンメトリー」も読んでます。
またこの短編集の中に、すげーいい話がありました!!
「東京」
その話を取り上げて感想を書きます。


「シンメトリー」
作者:誉田哲也


概要

『小説宝石』にて掲載された全7編の短編から構成され、2008年2月25日に光文社より単行本として刊行、2011年には文庫化された。警部補・姫川玲子が事件の捜査活動を行う中で、その真相と司法の間に存在する割り切れない闇が描かれていく。
本作からは2012年には姫川玲子シリーズを原作としたフジテレビ系列連続テレビドラマ『ストロベリーナイト』にて「シンメトリー」(第1話)、「右では殴らない」(第2 - 3話)、「過ぎた正義」(第4 - 5話)、「悪しき実」(第7 - 8話)が、2013年には続編スペシャルドラマ『ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン』にて「東京」、「左だけ見た場合」が映像化される。

「東京」あらすじ

姫川玲子はかつての先輩刑事であった木暮利充の墓参りに妻の景子とともに来ていた。途中、玲子は自分がよく知っている女性が先にお参りを済ませている姿を見かける。怪訝そうな顔をする景子に、玲子はきっかけとなった事件の話をする。
6年前、品川署の強行犯係にいた玲子は巡査部長の木暮と組み、高等学校で起こった女子高生転落事件の捜査を行う。ある女子の水泳部員の事情聴取を行った玲子は、彼女が顔にけがをしていることや、異常な反応を示していることを不審がる。しかし検死や鑑識の結果、自殺や他殺そして事故とも取れない不自然な状況が残っていた。疑問が残る中、玲子が聴取した部員は他の部員からいじめを受けていたことが判明する。そして、玲子と木暮はその部員がある行動にでるのを目撃する。その時、木暮は秘密にしていたことを彼女に打ち明ける。

「東京」感想(ネタバレなし)

この話を読むためだけにでも、この小説は読む価値があります。
短編なので、事件の解決も早く、物語はテンポ良く進みます。
ですが、内容はしっかりしてるんですね。
短い中に、ちゃんとミステリーの展開あり、伏線が描かれ、人物描写もしっかりあり、長編を読んでるのと同じくらい、読みごたえあります。
姫川は若いときから勘がスルドイのが、この事件でわかります。
先輩の木暮さんは、その姫川を、若くても、女性でも、ちゃんと認めてあげてました。
この姫川と木暮の先輩後輩の描写が、この作品はいいんです!

木暮さんは本当に、いい刑事です。
姫川は先輩に恵まれました。



「東京」感想(ネタバレあり


ここから先、ネタバレありです!


終盤、木暮さんが自殺を図る美代子に語る話は、衝撃で、涙が出ます!
末期ガンの体なのに、刑事として、現場に立ってたんですね。
それなのに、姫川の面倒もしっかりみて、すごい刑事です。
本当はもっともっと、色々なことがしたかった。
奥さんと旅行に行きたいなんて、切ない話です。

この出来事以来で、美代子は、木暮さんの墓参りに律儀に来ているようです。この物語の初めに美代子が墓参りに来てたのを姫川が気づいた伏線は、最後にこういう形で回収されるとは思いませんでした。

木暮さんのように、警察は命懸けで、東京を守っているんですね。

木暮さんの人情深さは、奥さんに対しても、姫川に対しても、自殺を図った美代子に対しても、感動的でした。
読後の余韻が、少し切ないんですが、とても胸が熱く、温かく感じました。

この話は、ドラマ版もとても良くて、もし機会あれば、再放送でドラマもみて下さい!
ドラマでは姫川が菊田に変わってます。
木暮さんは、菊田に色々なことを教えてあげます。

菊田は木暮さんが亡くなった後も、ちゃんと教えを守り、パチンコやったり、タバコも吸ってます。
菊田は先輩として、男として、木暮さんを心から慕っていたのが、いつくかのシーンから伝わってきます。

胸が熱くなります。

ストロベリーナイトシリーズは、胸が熱くなるのがいいですね!

タグ:誉田哲也
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posted by トヨッコ at 10:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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