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2014年03月26日

「聖女の救済」東野圭吾〜ハッキリ言って、解けるわけがない!ガリレオ最大の謎解き。

「ありえない!?」
「現象にはかならず理由がある」

といつものガリレオなら言いそうでしが、今回はさすがのガリレオも
「そんなことはありえない」
と思わず自分で言ってしまう推理でした。

そして、私は、全くその推理にたどり着かなかった。
こんなの解けるわけがない!
でも素晴らしく、よくできた謎でした!



「聖女の救済」
作者:東野圭吾

概要

『聖女の救済』(せいじょのきゅうさい)は、東野圭吾の推理小説。ガリレオシリーズ第5弾で、ガリレオシリーズ2作目の長編作品である。2006年から文芸誌『オール讀物』に連載され、2008年10月24日に文藝春秋より、短編小説集『ガリレオの苦悩』と同時に出版された。2012年4月10日には文春文庫より文庫版が発売された。
2013年6月17日、24日にテレビドラマ『ガリレオ』第2シリーズの最終章で、「聖女の救済 前後編」として2週にわたり映像化されている。
wikiより

あらすじ

資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。


感想(ネタバレなし)

犯人が分かっていて、謎が分からない。
そう、ただの謎解きなのです。
なのに、なんでこんなに面白いんでしょう!

普通のミステリーだったら、犯人が分からなくて、どんでん返しがあって。
と展開があるのですが、この作品はひとつの事件の謎解きです。

それでも、それぞれの登場人物の思いが、シンプルな話を奥深いものにしてくれてます。
キャラクターがしっかりしてますよね〜東野圭吾さんの作品は。

謎を解くガリレオ(湯川)。やはり天才!
素晴らしい洞察力。ありえない発想!
答えを想定し、きちんと理論立てて、犯行の手口を考え、謎を解いていきます。
そしてたどり着いた答えは、「虚数解」。
何?虚数解って?

もし読んでいて、この答えにたどり着いたあなた!
天才です!

そして物語を面白くしてくれているのは、草薙刑事が犯人に恋してしまうという、なんともこれまたありえないことです(笑)
おかげで、ガリレオが謎解きするのを、草薙刑事が少し抵抗してしまったりして・・。
こんな人間らしいやりとりもあるので、物語の読み進められるのが楽しくなります。

1日で読めます!
それくらい面白いです。



タグ:東野圭吾
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posted by トヨッコ at 21:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年02月22日

「手紙」 東野圭吾 〜 これまで読んだ小説史上、最も涙が止まらなかった作品

この作品を超えて、涙を流した作品はありません。
私の中のNo1です。


「手紙」
作者:東野圭吾

<あらすじ>
弟の大学入学のために強盗殺人犯になってしまった剛志。主人公の武島直貴には、月に一度、獄中の兄から手紙が届く。獄中の兄の平穏な日々とは裏腹に、進学、就職、ミュージシャン、恋愛と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、彼の前には「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。理解してくれる由美子と結婚して幸せが訪れるが娘の実記が当該理由で仲間はずれにされる、正々堂々と生きている意味がなくなる。そして剛志との縁を切るため手紙を出す。しかし犯罪者の親兄弟及び娘も許されない責任があるというテーマの作品である。
「手紙」wikipedia
より抜粋

<感想(ネタバレあり)>
ハンカチが必須です。
よくある感動作や、お涙頂戴の物語ではありません。
ストーリーも、泣かせようってしている感じはありません。
東野圭吾さんの特徴的な、淡々とした厳しさストーリー全体に感じら、現実的でリアルであり、だからこそ読んでいて感情移入しやすく、ページを読む手が止まらなくなります。

とても厳しい話です。

そして運命に立ち向かう人々の、「様(さま)」が、しっかりと描かれてます。

泣かせようとしてる感じはないのです。

でも、ただ読んでるだけで、涙が止まらなくなるのです。

涙で、小説が読めなくなったのは、この作品が初めてです。

ですので、これから読まれる方は、
「よし、今日はこれを読んで泣こう」とか
「感動ものは覚めちゃってダメなんだよな」とか
そんな余計な先入観は入りません。

読んで、泣く。

シンプルです。




この作品は、映画にもなってますね。
山田孝之さん、沢尻エリカさん主演で、『超』がつく、名作です。
山田孝之さんは、「白夜行」でも主演で出ていて東野圭吾作品と相性がいいのでしょうね。

私は、この「手紙」は、小説よりも映画が先でした。
なんか感動しそうだなってくらいの感じで見て、大号泣でした。

しかし、やはり小説のパワーはすごい。

わかっている話なのに、小説で読み直すと、また泣けるんです。

主人公の直貴は、最初兄を慕い、血のつながりを大事にしてますが、そのせいで起きる様々な悲劇的な運命によって苦しみ、血のつながりを憎むようになり、最後は家族のために兄を捨てるという、過酷な決断をします。
兄はその決断を手紙を読んで、初めて自らの罪の重さを感じ、悔いるのです。

現実はこんなにも厳しいのでしょうか。

兄が必死に孤独から逃れるため手紙を書いていたことが弟の直貴を苦しめ、被害者の家族を苦しめていたという、残酷な現実です。

普通、感動作であれば、ハッピーエンドにしてほしいのですが、さすがは東野圭吾さん。
現実的なリアルなエンディングになってます。

胸が締め付けられるというのは、こういうことなのか、と感じる、偉大なる作品です!!




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posted by トヨッコ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年03月28日

「流星の絆」東野圭吾 〜 ページをめくる手が止まらなくなる!

「白夜行」のように、登場人物はサギを働きながら生きていくストーリーですが、
雰囲気は、もうちょっと明るく、読後は前向きになれるかなと思います。
東野圭吾さんだからこそ書ける、この世界観は、読んでてすぐにのめり込めます。


『流星の絆』
<感想(ネタバレなし)>
詐欺師で生計を立てるのは、抜きに出て頭がよくないとできないと思います。
親を亡くして、頼るべきものがない中で、生きてくためには、シビアな生き方しか、
選べないという覚悟もあってのことだと思います。
だからこそ、緊張感ある世界観だと思います。

私たちが普通に生きている世界観ではないので、こういう世界観を垣間見れるのは、
面白いですよね。

東野圭吾さんは、どうやってこの世界観を作り出しているのでしょうかね。
すごくリアルに感じます!
とても緻密な想像力です。。。。ほんと感服します。

早くに両親を殺されてしまった、3兄弟は、犯人を見つけることを胸に秘めて生きてます。
復讐したい気持ちが生きる原動力になっているようです。

こういう復讐ものミステリーって、読んでいてハラハラしますよね!

ただ、この復讐劇は妹の静奈の存在によって、思わぬ展開をしていきます。
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。 俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
と本を買ったときに、帯に書かれていました。

「おっと、この帯見ちゃったら、大事な部分が結構わかっちゃうんじゃないの?」
と危惧しながら読んでましたが。。。。。
・・大丈夫です。
むしろ。。
あんまり言うとネタバレになっちゃいますね。

読後は、スッキリとした感じであるのも、東野圭吾さんにしては?こういう復讐劇にしては?珍しいんじゃないかと思いました。

よく主人公に感情移入したり、その世界観にのめり込みすぎると(私はすぐのめり込んじゃうのですが)、重い話だった場合、しばらく生きていくのに影響を与えちゃったりするのですが(例えば、みんな楽しそうに生きている。苦労も知らずのんきなもんだよねと卑屈になっていたりとか笑)、そういう意味で言えば、この小説は、思う存分、のめり込んでいいです!
これからの人生を、前向きに生きて行けます。


タグ:東野圭吾
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posted by トヨッコ at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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