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2014年04月09日

「シンメトリー」誉田哲也〜ストロベリーナイトシリーズ第3弾は熱い短編集。

ストロベリーナイトにハマって短編集「シンメトリー」も読んでます。
またこの短編集の中に、すげーいい話がありました!!
「東京」
その話を取り上げて感想を書きます。


「シンメトリー」
作者:誉田哲也


概要

『小説宝石』にて掲載された全7編の短編から構成され、2008年2月25日に光文社より単行本として刊行、2011年には文庫化された。警部補・姫川玲子が事件の捜査活動を行う中で、その真相と司法の間に存在する割り切れない闇が描かれていく。
本作からは2012年には姫川玲子シリーズを原作としたフジテレビ系列連続テレビドラマ『ストロベリーナイト』にて「シンメトリー」(第1話)、「右では殴らない」(第2 - 3話)、「過ぎた正義」(第4 - 5話)、「悪しき実」(第7 - 8話)が、2013年には続編スペシャルドラマ『ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン』にて「東京」、「左だけ見た場合」が映像化される。

「東京」あらすじ

姫川玲子はかつての先輩刑事であった木暮利充の墓参りに妻の景子とともに来ていた。途中、玲子は自分がよく知っている女性が先にお参りを済ませている姿を見かける。怪訝そうな顔をする景子に、玲子はきっかけとなった事件の話をする。
6年前、品川署の強行犯係にいた玲子は巡査部長の木暮と組み、高等学校で起こった女子高生転落事件の捜査を行う。ある女子の水泳部員の事情聴取を行った玲子は、彼女が顔にけがをしていることや、異常な反応を示していることを不審がる。しかし検死や鑑識の結果、自殺や他殺そして事故とも取れない不自然な状況が残っていた。疑問が残る中、玲子が聴取した部員は他の部員からいじめを受けていたことが判明する。そして、玲子と木暮はその部員がある行動にでるのを目撃する。その時、木暮は秘密にしていたことを彼女に打ち明ける。

「東京」感想(ネタバレなし)

この話を読むためだけにでも、この小説は読む価値があります。
短編なので、事件の解決も早く、物語はテンポ良く進みます。
ですが、内容はしっかりしてるんですね。
短い中に、ちゃんとミステリーの展開あり、伏線が描かれ、人物描写もしっかりあり、長編を読んでるのと同じくらい、読みごたえあります。
姫川は若いときから勘がスルドイのが、この事件でわかります。
先輩の木暮さんは、その姫川を、若くても、女性でも、ちゃんと認めてあげてました。
この姫川と木暮の先輩後輩の描写が、この作品はいいんです!

木暮さんは本当に、いい刑事です。
姫川は先輩に恵まれました。



「東京」感想(ネタバレあり


ここから先、ネタバレありです!


終盤、木暮さんが自殺を図る美代子に語る話は、衝撃で、涙が出ます!
末期ガンの体なのに、刑事として、現場に立ってたんですね。
それなのに、姫川の面倒もしっかりみて、すごい刑事です。
本当はもっともっと、色々なことがしたかった。
奥さんと旅行に行きたいなんて、切ない話です。

この出来事以来で、美代子は、木暮さんの墓参りに律儀に来ているようです。この物語の初めに美代子が墓参りに来てたのを姫川が気づいた伏線は、最後にこういう形で回収されるとは思いませんでした。

木暮さんのように、警察は命懸けで、東京を守っているんですね。

木暮さんの人情深さは、奥さんに対しても、姫川に対しても、自殺を図った美代子に対しても、感動的でした。
読後の余韻が、少し切ないんですが、とても胸が熱く、温かく感じました。

この話は、ドラマ版もとても良くて、もし機会あれば、再放送でドラマもみて下さい!
ドラマでは姫川が菊田に変わってます。
木暮さんは、菊田に色々なことを教えてあげます。

菊田は木暮さんが亡くなった後も、ちゃんと教えを守り、パチンコやったり、タバコも吸ってます。
菊田は先輩として、男として、木暮さんを心から慕っていたのが、いつくかのシーンから伝わってきます。

胸が熱くなります。

ストロベリーナイトシリーズは、胸が熱くなるのがいいですね!



タグ:誉田哲也



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posted by トヨッコ at 10:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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