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2014年04月02日

「ソウルケイジ」誉田哲也〜ストロベリーナイトの続編は人情ものミステリー!?

『ストロベリーナイト』を読んでハマッた方が、
「すごい!このシリーズの続きを読みたい!!」
と思いましたら、次は「ソウルケイジ」を探してください^^
今回はこの本をおすすめします!


「ソウルケイジ」
作者:誉田哲也

概要

前作『ストロベリーナイト』で派手な事件を扱ったため、本作では地味な事件を扱うというコンセプトの元で執筆され、スティングの楽曲「The Soul Cages」からインスパイアされている。そのため本作では著者なりの解釈による「父性」が主題となっており[1]、劇中では事件の当事者と自分の事を大切に思う父親の想いを知った姫川、そして、本作では事実上の準主役であり一人息子を想う日下の心情と登場人物それぞれに「父性」と関わる場面に焦点が当てられている。
2012年、姫川玲子シリーズを原作としたフジテレビ系列連続テレビドラマ『ストロベリーナイト』で、第9話から最終話まで前中後編にわたり三話分かけて映像化された。
wikiより>

あらすじ

多摩川土手に放置された車両から、血塗れの左手首が発見された!近くの工務店のガレージが血の海になっており、手首は工務店の主人のものと判明。死体なき殺人事件として捜査が開始された。遺体はどこに?なぜ手首だけが残されていたのか?姫川玲子ら捜査一課の刑事たちが捜査を進める中、驚くべき事実が次々と浮かび上がる。
第一発見者である三島耕介は高岡の工務店で働いていたが、彼の父親は9年前に建設現場で転落死していた。一方、耕介と付き合っていた中川美智子に聞き込みを行った玲子は、彼女の父もまた、2か月前に建設現場で事故死していたことを知る。そして、2人の父親は共通して多額の借金を抱え込み、同じ会社「木下興行」で建設作業員となっていた。捜査を進める中で、「木下興行」の裏で暗躍しているゼネコン「中林建設」の存在が明らかになる。
玲子たちは、高岡の過去を調べるため実家付近への聞き込みを行うが、得られたのは相次いで矛盾した証言だった。そして、高岡をよく知る人間によってこれまでの事実が覆されてしまう。被害者とされていた高岡賢一は実は全くの別人であった。

感想(ネタバレなし)

まず「ストロベリーナイト」を読んで、グロいサスペンス、派手な演出、ホラーのような描写・・などなど、そういった刺激を求めて、本作を読むと・・
「あら?普通?」
と、まず肩透かしをくらいます!

非現実的な展開や、サイコじみた猟奇殺人者は出てきません。

しかし、誉田哲也さんの力が本格的に発揮された作品は、これなのでは!?と思ってしましました。

まず展開が読めないのです。
つまり本格的なミステリーの展開なのです!!

ストーリーがとてもしっかり作られてますので、ぐぐっと引き込まれていきます!

最初から、しっかりと張られている伏線をたどっていったとき、最後にどんでん返しもあります!

姫川の推理が炸裂です。
推理というか、直感なんですけどね!しかし、するどい人です!

一方、今回登場する捜査一課殺人犯捜査十係(日下班)主任 警部補。
姫川とは真逆。ひとつひとつ地道な裏付けした事実のみで、推理する人!
予断を絶対に入れない。直感なんか信じない。堅物です!

この2人のやり取りも本作の面白さです!

感想(ネタバレあり!


※ここからネタバレありです!まだ読んでない方はご注意を!



河原に、ホームレスのおじさんが2年ほど前から住んでいるところが怪しいと思ってました!
なんかつながりそうな感じがしてました。

そして終盤に、「やっぱり!」

誉田さん、本当これは見事なミステリー作品ですね!
よくできた話でした。
左手首を使った、死者すり替えのトリックは見事でしたし、そうなるまでの背景の描き方が、とても緻密でよくできた話でした。
何より感動的なのは、高岡賢一と三島耕介の師弟関係の情の深さ。

終盤、三島耕介の叫び
「おやっさん」
このセリフには、泣かされました。

親子ではなくてもつながっていた。
高岡は、三島耕介の師匠でもあり、父であった。

人情あるミステリーはいいですね。
最後は涙でした。
読後の余韻が、ここまで良い作品は久しぶりでした!






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posted by トヨッコ at 21:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「ソウルケイジ」誉田哲也
Excerpt: 人気の姫川玲子シリーズ第二弾。 完成度が高い作品。ネタばれあり。   多摩川の土手に放置された軽自動車の中から、左手首が見つかった。 工務店を経営していた中年の男のものだった。 大量の血痕から..
Weblog: りゅうちゃん別館
Tracked: 2015-01-09 16:50
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