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2014年02月22日

「手紙」 東野圭吾 〜 これまで読んだ小説史上、最も涙が止まらなかった作品

この作品を超えて、涙を流した作品はありません。
私の中のNo1です。


「手紙」
作者:東野圭吾

<あらすじ>
弟の大学入学のために強盗殺人犯になってしまった剛志。主人公の武島直貴には、月に一度、獄中の兄から手紙が届く。獄中の兄の平穏な日々とは裏腹に、進学、就職、ミュージシャン、恋愛と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、彼の前には「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。理解してくれる由美子と結婚して幸せが訪れるが娘の実記が当該理由で仲間はずれにされる、正々堂々と生きている意味がなくなる。そして剛志との縁を切るため手紙を出す。しかし犯罪者の親兄弟及び娘も許されない責任があるというテーマの作品である。
「手紙」wikipedia
より抜粋

<感想(ネタバレあり)>
ハンカチが必須です。
よくある感動作や、お涙頂戴の物語ではありません。
ストーリーも、泣かせようってしている感じはありません。
東野圭吾さんの特徴的な、淡々とした厳しさストーリー全体に感じら、現実的でリアルであり、だからこそ読んでいて感情移入しやすく、ページを読む手が止まらなくなります。

とても厳しい話です。

そして運命に立ち向かう人々の、「様(さま)」が、しっかりと描かれてます。

泣かせようとしてる感じはないのです。

でも、ただ読んでるだけで、涙が止まらなくなるのです。

涙で、小説が読めなくなったのは、この作品が初めてです。

ですので、これから読まれる方は、
「よし、今日はこれを読んで泣こう」とか
「感動ものは覚めちゃってダメなんだよな」とか
そんな余計な先入観は入りません。

読んで、泣く。

シンプルです。




この作品は、映画にもなってますね。
山田孝之さん、沢尻エリカさん主演で、『超』がつく、名作です。
山田孝之さんは、「白夜行」でも主演で出ていて東野圭吾作品と相性がいいのでしょうね。

私は、この「手紙」は、小説よりも映画が先でした。
なんか感動しそうだなってくらいの感じで見て、大号泣でした。

しかし、やはり小説のパワーはすごい。

わかっている話なのに、小説で読み直すと、また泣けるんです。

主人公の直貴は、最初兄を慕い、血のつながりを大事にしてますが、そのせいで起きる様々な悲劇的な運命によって苦しみ、血のつながりを憎むようになり、最後は家族のために兄を捨てるという、過酷な決断をします。
兄はその決断を手紙を読んで、初めて自らの罪の重さを感じ、悔いるのです。

現実はこんなにも厳しいのでしょうか。

兄が必死に孤独から逃れるため手紙を書いていたことが弟の直貴を苦しめ、被害者の家族を苦しめていたという、残酷な現実です。

普通、感動作であれば、ハッピーエンドにしてほしいのですが、さすがは東野圭吾さん。
現実的なリアルなエンディングになってます。

胸が締め付けられるというのは、こういうことなのか、と感じる、偉大なる作品です!!









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posted by トヨッコ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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