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2013年02月10日

「赤い指」 東野圭吾 〜 刑事ものでこれほど感動するとは思わなかった!

皆さん、親孝行してますか?

私は全然できてない気がします・・。
おばあちゃん孝行はしてるような気がしますが・・。



「赤い指」
<感想>

表紙の絵とタイトルでホラー小説かと、構えてしまいますが笑
怖いのは、真実を隠ぺいしようとしたときの残虐さ。
読み始めから、重い展開から始まります。

ご存じ、加賀恭一郎刑事シリーズの名作。
ドラマ「新参者」でも映像化(主演:阿部寛さん)されている
名作シリーズの中の、名作の原作。
(ちょっとややこしい表現でした(+_+))

私は加賀恭一郎シリーズはここからスタートしているのですが、
これが一番・・刺さりました。心に。
人の心が悪を生み出すならば、人情を持って事件を解決する刑事。
加賀恭一郎。

いやー。私はどうやら、登場人物に、やたら頭の切れる人が出てくると、
小説の世界にのめり込んでしまうようです!
ホント、すばらしい洞察。頭の回転の速さ。

そして、本当にすごいと思ったのは、
事件を解決するのが目的でなく、
人と人の拗れを、人情を持って、更生していく。
犯人やそれに係る人たちが、自分たちの罪を、
自分たちで認めるように仕向けていく。

推理小説といえば、名探偵が出てきて、
犯人のトリックを暴く!
というのがありますが、加賀刑事は違います。

「この家には、隠されている真実がある。
それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない」
事件を解決することが目的ではないのです。
家族の崩壊を防ぐのが目的で事件を解決するのです。
人の気持ちを深く理解していないとできない解決の仕方。

<さらに感想 ネタバレ含みます>
「新参者」でもそうですが、ひとつひとつ細かいところを、
よく気付きますよね〜。
「なぜ公園のトイレに死体を捨てたか」とかの考えが、
犯行をした心理というのを、簡単に見抜いていくので、
犯罪を隠ぺいしようと、せっかく色々考えた前原昭夫が、
あっさり追い詰められていきます、笑。
この小説読まれている皆さんが、前原家のやり取りを読んで、
「腹立つなーこいつら!」と思ったように、
私も同じでイライラしながら読んでました。
でも、加賀刑事も変わり者というか、へんくつというか、
父親とのやり取りで、「こいつも冷たい人間なんじゃないか」
と思ってしまって読んでましたので、
登場人物みなイライラする!という事態に読んでてなりました笑

だからこそ、最後に前原昭夫が母親のことを思って、自白し、
崩れ落ちたときの感動!
母親(政恵)がずっと息子のためを思いながら、認知症のふりをするという、
我慢し続ける心情!
加賀刑事が、実は父親のことを思って、見舞いに行かなかったこと。
でも将棋をするという形でつながっていたこと!
父親も将棋の相手が息子だと分かっていたこと!

最後に、すべてが波のように押し寄せて
解決され、感動ラッシュがすごいです!

東野圭吾さんの作品は、最後の結末に向けていく展開が、
読んでてすごい気持ちいいんですよね〜!

正直、謎解きはあんまり覚えていなくてですね笑
「感動」する話だったという印象が強く残る作品でした。

もしドラマとか見て、加賀恭一郎シリーズを読んでみようかな〜
とお考えでしたら、私はこれから見ることをお勧めします。
「新参者」と悩むところですが、「赤い指」の方が、
時代設定が前ということもあり、こちらからどうぞ。

いや東野圭吾さんは本当にいい小説を書くなあ!(^^)!







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posted by トヨッコ at 15:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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